従来のSEG(セキュアメールゲートウェイ)テクノロジーに渦巻く不満 - 「セキュリティシステムを通過して従業員の受信ボックスに配信されるフィッシングメールが多すぎる」と回答したサイバーセキュリティ担当者は半数以上



インテリジェントなメールセキュリティを提供するサイバーセキュリティ企業であるEgress社が、2023年版の「メールセキュリティリスクレポート」を発表しました。

 画像1-Jun-12-2023-12-30-04-4993-AMサイバーセキュリティリーダーの99%がメールのセキュリティにストレスを感じているという調査結果が示されていますが、その理由も明らかになっています。さらに、このレポートから多くの重要な情報を読み解くことができます。

 この調査レポートを総括してみると、メールに関するセキュリティ上の脅威を阻止するために導入されている従来のSEG(セキュアメールゲートウェイ)テクノロジーに対する不満が渦巻いていることに集約されます。なんと、サイバーセキュリティ対策を担当するリーダーの98%が自社のSEGに満足していいません。また、半数以上が従来のSEGに対して不満を感じているという以下のような調査結果も示されています。

  •  58%の回答者が、従業員による間違った相手へのメールの誤送信や、間違った添付ファイルの送信を阻止する効果がSEGにないと回答。
  • 53%の回答者が、従業員の受信ボックスに配信されるフィッシングメールが多すぎると回答。
  • 50%の回答者が、運用管理のために多大な時間を要していると回答。

 最も読まれている英文サイバーセキュリティ・ニュースサイトの1つであるDarkReadingは、Egress社のこのレポートの簡潔な要約とレポート全文があるWebサイトへのリンクを掲載しています(https://www.darkreading.com/endpoint/99-of-cybersecurity-leaders-are-stressed-about-email-security)。英文ですが、興味ある洞察が含まれています。是非ご一読ください。

 原典:Stu Sjouwerman 2023525日発信 https://blog.knowbe4.com/seg-headache-more-than-half-of-cybersecurity-leaders-say-that-too-many-phishing-attacks-get-through 

Topics: KnowBe4意識向上トレーニングブログ, フィッシングメール

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