その恋人、AIかも?ディープフェイク時代のロマンス詐欺
バレンタインデーは本来、花束やキャンドルの灯りが似合う季節ですが、デジタルの出会いはここ数年で「希望の場」から「ハイテクの地雷原」へと変化しています。従来は「キャットフィッシング(なりすまし)」への警戒が中心でしたが、2026年はAIを活用したロマンス詐欺へと焦点が移り、より深刻な局面を迎えています。
バレンタインデーは本来、花束やキャンドルの灯りが似合う季節ですが、デジタルの出会いはここ数年で「希望の場」から「ハイテクの地雷原」へと変化しています。従来は「キャットフィッシング(なりすまし)」への警戒が中心でしたが、2026年はAIを活用したロマンス詐欺へと焦点が移り、より深刻な局面を迎えています。
ここ数年を振り返るだけでも、デジタル環境は見違えるほど変わりました。AIは「面白い新しいツール」という位置づけを超え、いまや日々のオンライン体験を支える存在になっています。
ReliaQuestのリサーチャーによると、LinkedInのプライベートメッセージを悪用し、経営幹部やIT担当者を標的にしたフィッシング攻撃が確認されています。この攻撃は、受信者にアーカイブファイルを開かせ、正規のペネトレーションテスト用ツールをインストールさせるよう仕向けるものです。
フィッシングの脅威が巧妙化が進むなか、その手法は「技術的脆弱性への攻撃」と「正規IDの悪用」という二段構えへと進化しています。
Help Net Securityによると、攻撃者がデザインを施したQRコードを悪用し、フィッシングサイトへと誘導する手口が増加しています。
個人情報の収集・共有が日常の一部となった今、私たちは「データを預かる側」と「共有する側」の両面で、データを守る力を見直し、強化していく必要があります。
世界経済フォーラム(WEF)の『Global Cybersecurity Outlook 2026』は、2026年のサイバーレジリエンスを読み解くうえで重要な指標です。私自身もこのレポートに寄稿し、過去1年間の制作に携われたことを光栄に思います。
Yubicoの最新レポートによると、世界各地で働く従業員の4割が、サイバーセキュリティトレーニングを一度も受けたことがないことが明らかになりました。中小企業の従業員に限れば、この割合が60%に達します。
私と同じように、EU AI法(EU AI Act)という新しい規制の話を初めて聞いたとき、2018年のEU一般データ保護規則(GDPR)施行を思い出した方もいるのではないでしょうか。EUは消費者保護の分野で規制整備を先導することが多く、それが他の地域に広がっていく点は、今回も共通しています。
BleepingComputerのレポートによると、LinkedInの投稿コメント欄を悪用してユーザーを狙う、大規模なフィッシング攻撃が確認されています。