ウクライナの英字新聞「キーウ・ポスト」は、3月27日に戦争研究所(ISW)が発表した驚くべき研究結果をすべての西側諸国の政府、特に米国政府と議会が確認すべきであるという記事を公開しました。[PDF:Denying Russia’s Only Strategy for Success]
プーチン大統領はこの策略に、自身が望む決定を自発的に行うように相手を仕向けるべく、パートナーや敵対者に特別に準備された情報を伝達する手段である「反射制御」の概念を加え、西側諸国に誤った情報に基づいた意思決定をさせ、プーチン大統領とロシア政権が望むような決定を下すよう仕向けています。
ISWの研究には次のように記載されています。
「ロシアは自国の利益を世界的に広めるために、認知操作を利用しており、情報作戦は何十年にもわたって重要視され続けています。」
西側諸国は、プーチン政権が現在大規模に展開している「反射制御」のプロパガンダ計画の継続的な嘘と欺瞞に騙されてはいけません。計画の詳細は、「Denying Russia’s Only Strategy for Success」と題された研究書に記載されています。
表現方法こそ異なりますが、ディスインフォメーション(意図的な偽情報)と大規模なソーシャルエンジニアリングの概念は同じです。
この記事を書いたBob Onyschuk氏はOnyschuk Strategic Advisorsの社長兼CEOであり、カナダ・ウクライナ商工会議所の創立者で会長でもあります。
原典:Stu Sjouwerman著 2024年4月1日発信 https://blog.knowbe4.com/must-read-new-study-on-russian-propaganda-techniques