スパムコール(迷惑電話)について調査が実施され、この調査によってスパムコールの数、発信元、スパムコールへの対応に費やされている無駄な時間について有用な情報が明らかになりました。
迷惑なスパムコールが蔓延しており、知らない相手からの電話には決して応答せずに留守電にしておくことは、現在の常識となっていますが、その被害は増大しています。
スパムコールは米国内でどれほど広がっているのでしょうか?電話の発信者を識別して迷惑電話をブロックするアプリなどを提供しているグローバルな通信プロバイダーであるTruecaller が「Monthly U.S. Spam and Scam Report」(月刊米国スパム&詐欺レポート)を初めて公開しました。このレポートでは、詐欺などの迷惑電話に費やされている労力を知る上で興味深い以下のような詳細な情報が記載されています。
- アメリカ人が毎月受け取っている迷惑電話は21億件
- 平均的なアメリカ人が毎月受け取っている迷惑電話は5.6件
では、これらの迷惑電話は誰が発信しているのでしょうか?これらの迷惑電話の90.66%はアメリカ国内から発信されていますが、残りの約10%の大半(84.5%)はインドから発信されています。
過去に「インドを拠点とするコールセンター詐欺により数億ドルを詐取されるアメリカ人」というブログを掲載していますが、Truecallerの今回のデータは、KnowBe4が確認しているデータと一致しています。
こうしたスパムコールの多くは詐欺を目的としており、私たちはこれらのタイプの詐欺を認識できるようにしておく必要があります。新しいスタイルの先進的なセキュリティ意識向上トレーニングを受講することで、これらの詐欺を認識して適切に対応できるようになります。このようなトレーニングによって、詐欺の拡散を防ぎ、サイバー犯罪組織を弱体化させることもできます。
KnowBe4のセキュリティ意識向上トレーニングは、従業員のセキュリティ意識を高め、日々求められるセキュリティ上の判断に従業員一人ひとりが的確な意志決定を下すことを可能にします。世界の6万5千社を超える企業や団体がKnowBe4を採用して、防御の最終ラインとして「人」による防御壁を構築して、セキュリティカルチャーの醸成につなげています。
原典:Stu Sjouwerman著 2023年12月12日発信 https://blog.knowbe4.com/calling-spam-scams-wasted-time