オーストラリア政府、新たなサイバーセキュリティ戦略で2030年までに世界的なリーダーを目指す



オーストラリア政府は、サイバーセキュリティ専門家の知見を取り入れた今後10年間にわたってサイバーセキュリティ対策を推進する6部構成の新しい戦略を策定しました。

画像2-Apr-24-2024-08-00-31-3914-AMサイバー犯罪は増加し続けており、その経済的な規模も拡大しています。そのため、現在のサイバー脅威に対応するだけではなく、数年先を見据えた果断なビジョンが求められるようになっています。

オーストラリア政府が策定した「20232030年オーストラリアサイバーセキュリティ戦略」には、このような長期的な対策が盛り込まれています。この戦略は、サイバー攻撃のあらゆる要素を網羅した6部構成のビジョンになっています(下図を参照)。

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出典:Homeaffairs.gov.au

オーストラリア政府内務省のサイバーセキュリティ担当大臣であるClare O’Neil氏は、次のように述べています。
「この戦略には、サイバーセキュリティに求められる果断かつ野心的な対策が盛り込まれています。過去5年間にわたるオーストラリアのサイバー環境で明らかになったことが1つあります。それは、同じ対策を続けるわけにはいかないということです。政府としてこの問題にさらに重点的に取り組む必要がありますが、今回のサイバーセキュリティ戦略は、そのための一助となるものです。」

この戦略では、3つの長期的なステージが設定されています。2023年から2025年にかけて高度な防御基盤を構築し、2026年から2028年にかけてサイバー攻撃に対応する能力をオーストラリアの経済全体へと拡大し、2029年から2030年にかけて新たなサイバーセキュリティ関連のテクノロジーの開発を牽引することを目指しています。

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 原典:Stu Sjouwerman著 2024年4月8日発信 https://blog.knowbe4.com/australian-government-commits-world-leader-cybersecurity-by-2030

Topics: KnowBe4 SATブログ, セキュリティカルチャー, サイバーセキュリティ戦略

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