KnowBe4セキュリティ意識向上トレーニングブログ:日本におけるフィッシング詐欺の報告件数が過去最高を記録



KnowBe4では、世界各国のサイバーセキュリティについての最新情報を収集している。今回のブログ(Stu Sjouwerman著)は、日本のフィッシング詐欺についての最新情報に関するものである。

Stu Sjouwerman202296日発信ブログ:

Japan-flag-binary-code-phishing日本のフィッシング対策協議会は国税庁を装ったフィッシング詐欺の注意喚起が発表されたばかりであるが、同協議会に7月度に寄せられたフィッシング報告件数が10万件を突破したことを同協議会は発表した。https://www.antiphishing.jp/report/monthly/202207.html

日本は、個人・団体/企業を問わず、フィッシング攻撃の大量増加に懸命な対応し続けているが、同協議会の7月度のレポートはフィッシング詐欺の報告件数が急増し、1ヶ月で108000件に達したと、日本での最新フィッシング攻撃状況の深刻さを報じている。また、同レポートによると、同協議会が7月に検出したフィッシングサイトのURL 件数 (重複なし) 49,000件を超えている。また、参考までに、2021年通年で12ヶ月でフィッシングの報告件数は526千件であった。(同協議会調べ)。
この7月度のフィッシング報告件数は、日本国内での過去最高の記録である。

先月(8月)に同協議会が発表した緊急対策情報では、 国税庁を装い、「税金の滞納がある」と告げ、個人情報やクレジットカード情報を要求するフィッシング詐欺やビッシング/スミッシング詐欺の新手口について、日本国民に広く注意喚起している。国税庁を装ったフィッシング詐欺攻撃は、大手銀行や携帯電話会社を含む100以上の企業や団体を装うフィッシング攻撃がすでに横行している中で無差別に日本国民に掛けられたものである。

フィッシング対策協議会は、同緊急対策情報の中で、予期せぬメールやショートメッセージ (SMS)を受け取った場合は、特に注意するよう求めているが、これは継続的なセキュリティ意識向上トレーニングを実施している企業が従業員に定期的に指導している注意喚起に通じる。

原典:Stu Sjouwerman著 2022年9月6日発信https://blog.knowbe4.com/the-number-of-phishing-attack-cases-in-japan-hit-an-all-time-high

Topics: KnowBe4セキュリティ意識向上トレーニングブログ, 日本でのフィッシング詐欺

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