2024年5月に電子機器製造サービス企業Key Tronic社が受けたランサムウェア攻撃による経済的損失は、いかに甚大であるかを浮き彫りにしています。
Key Tronic社は、コンピューター、電気通信、医療、産業、自動車、航空宇宙など、さまざまな分野の部品を製造しています。同社は5月にBlack Bastaによるランサムウェア攻撃を受け、500GBのデータが窃取されたと述べています。
Key Tronic社がSECに最近提出した資料から、同社のCFOは、攻撃への対応費用で230万ドル(約3億2千万円)、収益損失は1,500万ドル(約21億円)であったことを明らかにしています(同社は、次の四半期にこの損失を取り戻せると考えています)。
一回の攻撃で合計1,750万ドル(約23億円)の損失が発生しています。この額は、多くのランサムウェア攻撃者やアフィリエイトを刺激するにたる大きさです。
企業もこのような攻撃に対するセキュリティ防御を強化するための対策を検討しなければなりません。このときには、組織を防御する対策の一環として役割を果たすユーザーを強化するセキュリティ意識向上トレーニングを組み込まなければなりません。
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原典:Stu Sjouwerman著 2024年8月8日発信 https://blog.knowbe4.com/sec-report-provides-insight-into-key-tronic-ransomware-costs-totaling-over-17-million