McAfeeのリサーチャーによると、SNSに投稿された写真から、攻撃者がAIツールを使って撮影場所を特定できることが明らかになりました。こうして得られた情報は、その後、標的型のソーシャルエンジニアリング攻撃に悪用される可能性があります。リサーチャーによると、無償で利用できるAIモデルでも、約90%の精度で写真の撮影場所を正しく言い当てられるとしています。
McAfeeは次のように述べています。「Gemma3 27Bは、旅行写真の撮影された都市と国を87%の確率で正しく特定しました。Qwen3 VL 30Bはさらに高精度で、同じデータセットに対して91%の正答率に達しました。つまり、誰でも無償で使えるAIモデルが、ごく普通の旅行写真を見ただけで、撮影場所を正しく言い当てるケースが、およそ10回中9回にのぼるということです。また、正確な都市までは特定できなかった場合でも、国だけならほぼ確実に正解していました。攻撃者にとっては、これで十分すぎるほどの情報量です。これらの情報を使い、汎用的なフィッシングを、具体的でタイムリー、そして信じ込ませやすいものへと仕立て上げます。」
今は、AIによって攻撃の偵察段階の手間が一気に省ける時代です。だからこそ、公開情報が攻撃者にどう悪用され得るのかを、一人ひとりが認識しておく必要があります。
リサーチャーは次のように記しています。「誰が今どこにいるのか、あるいは最近どこにいたのかを把握することは、詐欺師が昔から使ってきた手口の一つです。しかし少し前までは、そうした情報を得るには、対象者本人を知っているか、あるいは運に頼るしかありませんでした。AIを使えば、こうした推測に頼る必要はなくなり、攻撃者は具体的で状況に即した詐欺を大規模に仕掛けられるようになります。これほど精度高く位置情報がわかってしまえば、攻撃者はもう、汎用的なフィッシングメッセージをばらまいて、たまたま誰かが引っかかることを期待する必要はありません。」
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詳細については、McAfeeの記事をご参照ください。
原典:KnowBe4 Team著 2026年7月14日発信 https://blog.knowbe4.com/scammers-use-ai-geolocation-travel-photos