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フィッシングはスマホ利用者にとってセキュリティ上の最大の脅威

作成者: TOKYO, JP|Feb 10, 2025 12:00:00 AM

Omdiaの最新の調査によると、スマートフォンの利用者にとってフィッシング攻撃が最も一般的なセキュリティ問題であることが明らかになりました。

この調査によると、回答者の約4分の1(24%)がモバイルフィッシング攻撃の被害に遭ったことがあるとされています。2番目に多いモバイル脅威はマルウェアで、これは通常ソーシャルエンジニアリングを通じて配信されます。

リサーチャーは、メーカーを問わず、調査対象となったすべてのスマートフォンがフィッシング攻撃を受けていたと指摘しています。

Omdiaの主席アナリストであるHollie Hennessy氏は次のように述べています。
「Omdiaが最近実施した高価格帯スマートフォンの評価では、GoogleのPixel 9 Pro、SamsungのGalaxy S24が、AppleのiPhone 16 ProやOnePlus 12、Xiaomi 14、Honor Magic 6 Proなどその他のAndroidデバイスよりも優れた性能を発揮することが示されましたが、フィッシング対策はすべてのデバイスで弱点であり、どのデバイスもテキスト、電話、メールによるフィッシングを完全に阻止することはできませんでした。」

Hollie Hennessy氏は、技術的な保護機能を回避するフィッシング攻撃に対抗するには、セキュリティ意識の向上が必要だと付け加えています。

Hollie Hennessy氏は次のように説明しています。
「一部のメーカーが最新の保護機能を導入しているにもかかわらず、フィッシング攻撃を100%防ぐことは困難です。これは、この問題の深刻さと消費者への潜在的な影響の大きさを浮き彫りにしています。とはいえ、スマートフォンメーカーは、(より高度なフィッシング保護機能が利用可能であることがすでに示されているように)音声通話保護やすべてのAndroidデバイスで利用可能なGoogleのセーフブラウジング機能など、より高度なレベルのフィッシング対策機能を提供すべきです。これは、消費者がこれまで以上に警戒し、適切な対応を取ることができるよう、メーカーや業界全体でセキュリティ意識向上のための認知活動と組み合わせて実施させる必要があります。」

新しいスタイルの先進的なセキュリティ意識向上トレーニングは、企業や組織にソーシャルエンジニアリング攻撃に対する重要な防御層になります。KnowBe4のセキュリティ意識向上トレーニングは、従業員のセキュリティ意識を高め、日々求められるセキュリティ上の判断に従業員一人ひとりが的確な意志決定を下すことを可能にします。世界の7万社を超える企業や団体がKnowBe4を採用して、防御の最終ラインとして「人」による防御壁を構築して、セキュリティ文化の形成につなげています。 

詳細については、Omdiaの記事を参照してください。 

原典:Stu Sjouwerman著 2025年1月24日発信 https://blog.knowbe4.com/phishing-is-the-top-security-threat-for-smartphone-users