McAfeeの研究者は、メールを使用したフィッシングキャンペーンの添付ファイルにPDFが利用されるケースが増えていることを警告しています。
PDFは、広く一般的に利用されていますが、悪意のあるリンクやコンテンツ、マルウェアを埋め込むこともでき、さまざまな攻撃に使用できます。攻撃者は、ソーシャルエンジニアリングの手法と連携させて、ユーザーがPDFの添付ファイルを使い慣れていることを悪用し、フィッシングキャンペーンを成功させる確率を高めています。
詐欺師は、知名度の高い企業を騙るPDFを作成して、マルウェアを配信したり、ユーザーから機密情報を詐取しています。
McAfeeは、PDFを使用する詐欺の状況について次のように説明しています。
「攻撃者は、さまざまな企業になりすまし、ソーシャルエンジニアリングの手法によって、ユーザーがフィッシングリンクをクリックするように仕向けています。これらの詐欺でなりすましが多いのは、Amazon、Apple、Netflix、およびPayPalなどの有名な企業です。PDFには、アカウントを更新する必要がある、または、ユーザーIDの有効期限が切れているなど、切迫感を煽るように言葉巧みに人の心を操ろうします。これらの騙しのテクニックの多くは、ユーザーを急かせて、慌てさせることでフィンシングを成功させることを目的としています。」
McAfeeの研究者は、フィッシング攻撃に引っかからないようにするために、次のようなアドバイスを公開しています。
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詳細については、Mcfeeの記事を参照してください。
原典:Stu Sjouwerman著 2023年12月5日発信 https://blog.knowbe4.com/pdfs-friend-or-phishing-foe