Malwarebytesの研究者は、ユーザーを騙して偽の公共料金を支払わせようとする不正な広告キャンペーンが拡散していることを報告しています。
ユーザーが広告をクリックすると、Webサイトではなく、特定の番号に電話するように促されます。このユーザーがこの番号に電話をかけると、詐欺師が応答します。
同社の研究者は次のように述べています。「多くの公共料金詐欺は、被害者を脅して恐怖心を与え、誤った決断をさせようとします。請求が未納であるという脅しや、ありえない好条件のサービスがあるので今すぐに契約するように持ちかける手口などが使用されています。詐欺師に電話した時点で、すでにユーザーは罠に陥っており、大金を失う恐れがあります。詐欺師は、自分たちが正規の事業者のように見せかけるために、自ら管理しているWebサイトにリダイレクトさせることもあります。このような偽装サイトは巧妙に作られており、被害者は正規の事業者のような感じてしまう場合も多くありますが、実際は詐欺師が準備したサイトです。」
Malwarebytesは、これらの詐欺に引っかからないようにするために、次のようなアドバイスを公開しています。
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詳細については、Malwarebytesの記事を参照してください。
原典:Stu Sjouwerman著 2024年2月20日発信 https://blog.knowbe4.com/malvertising-campaign-phony-utility-bills