損失の主因は今も「人」:AIで巧妙化するソーシャルエンジニアリングの脅威

TOKYO, JP | 2026年08月26日

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サイバー保険会社Resilienceの新しいレポートによると、AIの活用によってソーシャルエンジニアリング攻撃の効果が著しく高まっています。こうした攻撃は、2026年上半期に発生した損失の85%以上を占めており、2024年上半期の20%未満から大きく上昇しました。

Resilienceは次のように述べています。「フィッシング、ソーシャルエンジニアリング、送金詐欺に関連する損失は、2024年上半期には発生損失全体の17.7%でしたが、2026年上半期には85.3%まで急増しました。これは、本レポートが対象とする過去5期分の半期比較の中で、最大の増加幅です。この傾向は、今年1月に公表された『Global Security Outlook 2026』の中で世界経済フォーラム(WEF)に対しCEOらが示した見解とも一致しています。サイバー攻撃を悪用した詐欺やフィッシングは、今や経営層が最も懸念するサイバーリスクとなっており、AIに関するリスクが新たに2番目に挙げられています。」

また、リサーチャーは、ソーシャルエンジニアリングを起点とすることが多いランサムウェア攻撃が、依然として最も被害額の大きいサイバー攻撃であり、今年これまでに報告された損失のおよそ4分の3を占めていると指摘しています。

リサーチャーは次のように述べています。「請求件数全体に占める割合はわずか5.8%にすぎないにもかかわらず、ランサムウェアは、今なお最も損失額の大きい項目です。2024年以降、損失の65〜75%を占め続けており、今年に入ってからも73%に達しています。また本レポートは、暗号化を行わずにデータ窃取のみで恐喝する攻撃者が増えているという変化も追跡しています。」

ResilienceのCISOであるChris Wheeler氏は、ソーシャルエンジニアリングに関する意識向上プログラムも、この新たな脅威環境に対応させる必要があると強調します。Wheeler氏は次のように述べています。「実際に起きているインシデントを反映させるには、CISOはソーシャルエンジニアリングのシミュレーションの難易度を引き上げ、メール以外の領域にも対象を広げていく必要があります。」

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詳細については、Resilienceの記事をご参照ください。

原典:KnowBe4 Team著 2026年8月24日発信 https://blog.knowbe4.com/human-error-ai-enabled-social-engineering

トピック: フィッシング, KnowBe4 SATブログ, セキュリティ文化

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