カナダの通信機器メーカーであるBlackBerryの研究者らによると、サイバー攻撃を行う脅威アクターFIN7は米国の自動車業界に対してスピアフィッシング攻撃を仕掛けています。
FIN7はロシアを拠点とするサイバー攻撃者であり、金銭を得ることを目的にランサムウェア攻撃などさまざまなサイバー犯罪を実行しています。過去数年間で、この組織の攻撃は非常に高度化しており、標的を絞ったものになってきました。
BlackBerryはFIN7について次のように述べています。
「近年FIN7は、攻撃対象を一般的なユーザーから大企業へとシフトしています。このサイバー攻撃グループは通常、最終的なペイロードとしてランサムウェアを展開します。FIN7の侵入を感染プロセスの初期段階で検知することで、ネットワーク全体の侵害と、ランサムウェアがもたらす多額の経済的損失を軽減することができます。」
BlackBerryは、企業や組織がこれらの攻撃を阻止するために、以下の推奨事項を提示しています。
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詳細については、BlackBerryの記事を参照してください。
原典:Stu Sjouwerman著 2024年4月19日発信 https://blog.knowbe4.com/fin7-targets-automotive-industry-with-spear-phishing