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ブロックチェーン上で行われた暗号通貨支払いの分析から読み解くランサムウェアの傾向

作成者: TOKYO, JP|Sep 15, 2024 11:00:00 PM

ブロックチェーン上で行われた暗号通貨の支払いの分析により、ランサムウェア攻撃の規模や頻度の変化が浮き彫りになりました。年内は暗い見通しが続く恐れがあります。

米国のブロックチェーン分析会社であるChainalysisは、決済を容易にするためのブロックチェーン利用、暗号資産の詐取などの観点から、四半期ごとにサイバー犯罪活動を分析しています。

同社が発表した「2024年暗号通貨犯罪中間アップデート第1部(2024 Crypto Crime Mid-year Update Part 1)から、ランサムウェア攻撃に関する以下のいくつかの重要な変化が明らかになりました。

  • 2024年はランサムウェアによる支払い額が過去最高を記録する見込みとなった。
  • 最も甚大な被害を与えているランサムウェアの身代金の平均値は、少なく見ても100万ドルに達している。また、2023年当初は約20万ドルに満たなかったが、2024年6月半ばには150万ドルへ急増した。 

Chainalysisは、ランサムウェアによる支払いを時系列で可視化するグラフを提供しています。以下のグラフが示すように、ランサムウェアの支払額は増加傾向にあります。


出典:
Chainalysis

グラフのデータによると、2023年の第一週目の支払額の平均値はわずか約199ドルでした。これに対し、20246月中旬の支払額の中央値は150万ドルで、支払額は800%近く増加しています。このデータは要求額ではなく、実際に支払われた金額を示しているため、ランサムウェア攻撃による被害がますます高額になっている実態が浮き彫りになっています。

組織はこのような攻撃を防止する対策に重点的に取り組まなければなりません。これらの対策にはセキュリティ意識向上トレーニングによるフィッシング対策も含まれます。従業員は攻撃の被害者となり攻撃を助長するのではなく、組織の防御層となるように、悪意のあるメールを受け取ったり危険なWebサイトが表示されたりするときには警戒心を怠らないようにする必要があります。

KnowBe4のセキュリティ意識向上トレーニングは、従業員のセキュリティ意識を高め、日々求められるセキュリティ上の判断に従業員一人ひとりが的確な意志決定を下すことを可能にします。世界の7万社を超える企業や団体がKnowBe4を採用して、防御の最終ラインとして「人」による防御壁を構築して、セキュリティカルチャーの形成につなげています。

原典:Stu Sjouwerman 2024829日発信 https://blog.knowbe4.com/fewer-high-profile-ransomware-attacks-yield-higher-ransoms-and-a-mid-year-total-of-just-over-450-million