KnowBe4はMicrosoftとの新たな連携を発表しました。これにより、SecurityCoachが、Microsoft Edge for Businessと統合されます。この統合によって、技術的な防御とユーザーのリアルタイムな行動の間にあるギャップを埋めることが可能になります。
SecurityCoachは、人を中心に据えたヒューマンリスクマネジメントプラットフォームとして、Microsoft Edge for Businessにネイティブレポーティングコネクタを備えた、数少ないソリューションの1つです。この統合により、ブラウザ環境がリアルタイムのセキュリティコーチングプラットフォームへと進化します。Security Coachは、ユーザーが疑わしいWebサイトへのアクセス、パスワードの使い回し、セキュリティ警告の回避試行など、リスクのある行動を取った際に、即座に指導メッセージを表示して行動変容を促します。
なぜブラウザの行動が組織のセキュリティリスクになるのか
- Gartnerは、2030年までにエンタープライズ向けブラウザが、管理対象・非管理対象のデバイスを問わず、従業員の生産性向上やセキュリティ機能の提供を支える主要なプラットフォームになると予測しています
- 攻撃者の手法は日々進化しています。中でも、ブラウザ内でリアルタイムに構造を変えながら動作するマルウェアのように、より高度な手口が使われるようになっています
- 機密情報を保存、弱いパスワードの使用、信頼できない拡張機能のインストール、フィッシングリンクをクリック、安全ではないネットワークの使用、キャッシュやCookieを削除しない、といったブラウザ上の危険な行動は、セキュリティリスクを大幅に高める要因となります
ユーザー行動に応じたリアルタイムコーチングとは
SecurityCoach for Microsoft Edge for Businessは、ブラウザのネイティブなセキュリティシグナルを活用し、危険な行動が検知された数秒以内に有益な学習機会を提供します。検知対象となる行動には、パスワードの使い回し、ブロックされたサイトへのアクセス、セキュリティ警告の回避試行などが含まれます。
Microsoft Edge for Business内にレポーティングコネクタを備えた数少ないヒューマンリスクマネジメントプラットフォームのひとつとして、この統合は、Microsoftエコシステム内の組織がKnowBe4への投資を最大化し、より強固で、セキュリティ文化を重視した企業づくりを支援します。
組織全体に広がるリアルタイムコーチング
- その場で一貫性を持ったフィードバックをすることにより、ユーザーがセキュリティ意識の高い行動を習慣として身につけられるようになります
- 少ない導入負荷でリアルタイムコーチングをMicrosoft Edgeに加えてその機能を拡張し、利用価値を高めることができます。
- ブラウザ上の危険な行動を行ったユーザーに、自動で、直ぐにコーチングメッセージングが表示されたり、その後のトレーニングが実行されます。セキュリティ担当者による手動対応は不要になり、セキュリティ管理者に対して圧倒的に多い従業員に対して的確なコーチングを確実に実行できます。
- ブラウザ上でのユーザー行動に関するリスクを可視化することで、より明確に現状を把握できます。得られたデータはKnowBe4のSmartRisk Agent™に取り込まれ、各ユーザーのリスクスコアにリアルタイムで反映されます
ご利用にあたって
SecurityCoach for Microsoft Edge for Businessは、SecurityCoachの全ての利用者にお使いいただけます。導入ガイドやサポート情報については、「SecurityCoach for Microsoft Edge for Business Guide」をご覧ください。ご不明な点がございましたら、support@knowbe4.comまでお問い合わせいただくか、KnowBe4 Communityをご活用ください。
原典:KnowBe4 Team著 2025年7月29日発信 https://blog.knowbe4.com/boost-your-browsing-security-integrate-securitycoach-with-microsoft-edge-for-business